前回のコラム「自分が正しい」の中で、コーチングの「承認」というスキルを紹介させていただきましたが、管理職研修などで「承認」のスキルを説明させて頂くと多くの方から受ける質問があります。
それは、
「部下が間違っているのに承認しなければならないのか?」
という質問です。
例えば部下に指示をしたところ、上司である自分から見て明らかに間違った方法を行い、結果も最悪だったとしましょう。
この場合にそのことを承認できるのかという質問ですね。
この場合、ポイントになるのはどうして部下がそのやり方を選んだのかということです。
わざと失敗しようと思ってその方法を選んだと思いますか?
もしそうだったとしたら、その組織は致命的です。もう取り返しがつかないほど病んでしまってますね。
一般的には、部下は部下でうまくやろうとした結果その方法を選んでしまったということです。
そう、部下もやっぱり「自分の正しさ」に則って行動しているのです。
だから、この場合の承認ポイントは、「うまくやろうと思って最大限努力したこと」なんです。
そして上司であるあなたが次に考えるのは、
「なぜ部下はうまくやろうとしたのにこんなやり方を選んだのか?」
です。
それは本人に聞いてみないと分からないですよね。
「なんでそのやり方を選んだんだ?」と。
そうすればきっと、あなたも納得できる理由があるでしょう。
もしかしたらそれはあなたの指導不足かもしれません。
自分の非を認めるのは難しいことかもしれませんが、部下が失敗と思える結果を作ったとしたらそれは上司であるあなたの指導不足である
可能性が高いです。
指導不足であれば、十分な結果を出せる指導をすればいいだけですよね。
願わくば、部下が自分で正しいやり方を見つけ出せるサポートをできると尚いいですね。
間違いを承認する必要はありません。
部下がチャレンジした気持ちを承認してあげてください。
そして次に、うまくいく方法を部下と一緒に考えてください。
でも、致命的にやる気の無い部下の方もいるかもしれませんよね。
誰から見ても「こいつはダメだと思える社員」が。。。
そんな時はプロである私にご相談ください。
インタビューなどの口実を使って直接話を伺い、プロの目から見た判断をして差し上げます。
せっかく縁あって共に働くことになった部下ですから、可能な限り育てていきましょう。
もしかしたらあなたが若い頃も、上司から見ればどうしようもない部下だったかもしれませんしね。(笑) |